人に教える立場にいる人にとくにオススメの本の
「バカの壁」という本を読んだので要約レビューをしていきます。
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こんかいご紹介する本
題名 バカの壁
著者 養老孟司
(医学博士。東大名誉教授)
※新書(204p)
「話せばわかる」なんて大ウソ!
イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人。
互いに話が通じないのは、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているから。
「バカの壁」を知ることで世界の見方が分かってくる。
誰もが天才だ。しかし、木に登る能力で判断されたら、
魚は一生、自分はばかだと思い込んで生きることになるだろう。
アルベルトアインシュタイン
落ち込みやすいあなたへ
この本を読んで実際に行動が変わったこと
きちんと話せば、誰にでも話は通じると思わなくなった。
いろんな角度から物事を考えるようになった。
要約
バカな人というと、
一般的にはお勉強ができない人のことをさす人が多いかもだけれども
でもこの本ではたとえ東大生みたいな勉強ができる人も
以下の特徴に当てはまってたらバカと定義しています。
1 自分に興味のないことに耳を傾けない
2 なにごとも説明されればわかる
3 人は変わらないと思っている
4 正解はいつもひとつ
バーロ!!
そして話せばわかるというのも大うそ。
話してもわからないというのが現実で
これはどうしてそのようなことになるかというと
与えられた情報に対する姿勢が違うからです。
たとえば同じ大学の同じ偏差値の男女に、にんしんから出産までのビデオをみせて
女子学生は「大変勉強になりました。新しい発見がたくさんありました」
というけれども
男子学生は「既に保険の授業で知っている」という感想しかもたず、
女子学生のようなあたらしい発見ができないという感じです。
自分が知りたくないことについては自主的に情報を遮断してしまっている。
ここに壁が存在しています。これも一種の「バカの壁」です。
バカの壁
説明されればわかるはず
さきほどの出産の話もそうですが、
いくら言葉によるコミュニケーションをはかっても、
当事者でなければ理解されないこと。
言葉では伝えられないことがゴマンとあります。
説明したからってわかることばかりじゃない、というのがわからない。
バカの壁
どうしても伝わらないと思う人であれば、
無理してコミュニケーションをとらないという選択もあります。
バナナの魅力を100文字で伝えてください
寝たきりのつらさ
めっちゃ人に理解させようとしてた・・・
なにより苦しいのに分かってもらえないというのは、
本当につらい経験です。
(中略)
苦しみを他者に伝えられないこと。他者によって
その苦しみが「ないこと」にされるのがこんなにも残酷で辛いということも、
僕が今回高次脳という障害の当事者となって初めて知ったことでした。
(中略)
それまで当たり前のようにできていた事ができなくなるというのは
実際、絶望的な経験ではある
脳が壊れた
また知りたくないことに耳を貸さない人も多く
そういう人にはなにをいってもムダで、話せばわかることはまずありません。
言ってもわからぬタラバガニ・・・
人は変わらないと思っている
変わらないのは情報であり人間は変わります。
「情報」と「人間」は別々で考える必要があり、
これを一緒にしてしまうと「昨日の私と今日の私は同じ」となって、
人は個性を主張するようになります。
でもそうでなく人間は知るとガラッと変わり
世界の見え方もいっしゅんで変わっていきます。
人間は社会という共通性の上に成り立っているので
他人にめいわくな個性をはっきして、
自分は自分だから仕方ないでまかり通るわけがありません。
人間は変わるので、自分は変わらないという思いは、
イスラム教だったりキリスト教だったり宗教に永遠とはまる、
一元論の考え方も生み出してしまいます。
バカの壁というのは、ある種、一元論に起因するという面がある。
バカにとっては、壁の内側だけが世界で、向こう側が見えない。
バカの壁
正解はいつもひとつ
ここにもバカの壁がそびえたち、
たとえばAとBのリンゴを見せて違いはなに?と聞いたら、
思考停止してAが大きいというだけの人がバカです。
そうでなくバカの壁をのりこえたかったら、
状態から見てこちらの方が古いみたいに、
思考停止せずに色々と実物からものを考えれる
クセをみにつける必要があります。
思考停止せず千の風になって!!
そういえばハンターハンターのゴンって、ハンター試験で、
みんながドアはあけるものと考えてたのに、
ひとりだけ
「ぎせいが大きくなるドアはあけずに、
ぎせいのないドアをあけて、
そしてみんなで壁をぶちこわして、こっちの早いルートにいこう!」
的なこといってたよね?
もしかしてゴンはバカじゃない!?
問題にはさまざまな解答があり得るのです。
(中略)
一つの問題に正解が一つというのが当然になってしまいます。
本当にそうか、よく考えてもらいたい。
バカの壁
マジか・・・わたしゴンよりバカなのか・・・
この他にも人生は崖登りなどもかいてあって、
バカを抜け出す方法がわかって、ゴンみたいな発想になったことのない、
「とびらはあけるものでしょ?」と考えてたバカの私にはとてもタメになりました。
※新書(204p)
※すでに本は読み終わってるという方にはこちらの記事もオススメ
ずるい考え方の要約・レビュー|組み合わせでものごとを考えるようになった
とくに学んだ2つのこと
とくに響いた言葉を2つほど振り返ってみます。
① 問題にはさまざまな解答があり得るのです。
(中略)
一つの問題に正解が一つというのが
当然になってしまいます。
本当にそうか、よく考えてもらいたい。
② 説明したからってわかることばかりじゃない、
というのがわからない。
リンク先
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レビュー
とくにオススメしたい人
・教職員、親御さん
・ビジネスで誰かに教える立場の人
星5つとしてわたしとしてはこの本は、
バカの抜け出し方がよくわかったということもあり、
☆4つでしたが、
読解力の面はバカなせいか、何を書いてるかがさいしょわからず、
さいしゅうてきには☆3つの本でした・・・。
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外部リンク
執筆を他人に任せた『バカの壁』は、なぜ養老孟司の最大のヒット作になったか
それでは
さよなら、さよなら、さよなら
(この記事をご覧いただきありがとうございました)